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The Moonスタッフよりオススメのインテリアや日々のあれこれ

西洋骨董*買い付け*見聞録*14

パイン材家具 後半
 
イエスタデイパインの家具が入荷したのはそれから3か月位であったと記憶している。

 
品質は中の上・デザインは上の中・価格はお買い得価格となれば、当然売れるわけで一か月もたたずにカップボード・テーブル・チェア・チェスト等々、約100点あまりがほぼ完売となり、自らがイギリスまで商談に出向いたと豪語していた御大将も大喜びで直ぐに追加発注をするようにと、指示してきた。売れ筋や設定価格も大方分かったのでこれで、パインの家具に関しては安泰だなと、一安心であった。
 
早速、20Fコンテナ分(約100点)のテーブルやチェストなどの体積を計算してコンテナに無駄なスペースがないようにアイテムと個数を決めていくという作業に掛かった。
ご存知と思うがコンテナに10点積んでも100点積んでも海上料金などの経費は同額であるので出来るだけ積んだ方が、利益率が高くなるのだ。
 
又、実際に販売してみた中で分かった、デザイン・サイズ等の改良点も洗い出し、先方に伝える必要もある。作成した発注書を、イエスタデイパインとスチュアートにFAXにて送信。
しばらくの間、それに関しての連絡は、イエスタデイパイン・スチュアート共になし。
特に気にもしていなかったが、発注後、2週間位経ってから、スチュアートから電話が入った。
 
 
「イエスタデイパインが税金がらみのトラブルで倒産しました。」
 
 
「え。嘘。本当。」ガ~~~ン!!!!!
 
 
ビールを飲みながら1969年ウッドストック最高のギタリストJHについての裏話を聞いたり、秘蔵の写真を見せてもらったり…等々。俺の、俺の・・・どうしてくれる!!!
 
 
パイン家具その後に続く

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